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Acacia Communications、業界初コヒレントCFP2-DCOサンプル出荷

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アケイシャコミュニケーションズ(Acacia Communications)は、コヒレントCFP2-DCOモジュールのサンプル出荷開始を発表した。
 アケイシャのCFP2-DCOモジュールは、16nm CMOS技術をベースにした、同社の新しいローパワーデジタルシグナルプロセッサ(DSP) ASICを内蔵している。CFP2-DCOモジュールは、同社が現在量産出荷しているCFP-DCOモジュールのフェイスプレート容量の4倍のプラガブルソリューションを提供する。この容量増は、モジュール幅を1/2に縮小し、最大データ伝送レートを100Gbpsから200Gbpsに倍増することによって達成される。
 光ネットワーキング業界は現在、2つの異なるプラガブルコヒレントアーキテクチャをサポートしている。デジタルコヒレントオプティクス(DCO)モジュールは、DSP ASICを内蔵しクライアントオプティクスと同じデジタルホストインタフェースを持つことで、ホストカードの設計が簡素化される。アナログコヒレントオプティクス(ACO)モジュールは、DSP ASICをモジュールの外、ホストボード側に出し、アナログホストインタフェースを持つ。このCFP2-DCOモジュールの投入により、アケイシャは同じ容量で同じフォームファクタのDCOとACOの両ソリューションを市場に提供できるようになった。
 CFP2-DCOモジュールは、QPSK変調を利用した100Gデータレートをサポートし、200Gモードは8QAMまたは16QAM変調のいずれかを用いている。これらの信号の各々は、50GHz間隔チャネル内に入るが、モジュールはグリッドレスアプリケーションではフレキシブル波長もサポートしている。内部レイヤ1暗号化は、強化版セキュリティアプリケーション向けに可能になっている。


CEC、新PoE照明技術を同社ポートフォリオに追加

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米国のシステムインテグレータ、CECはLED照明フィクスチャに電力を供給し制御するためにEthernetケーブルを利用する新しい照明技術の採用を発表した。LED技術の市場リーダー、Innovative Lightingとの提携により、CECはLED照明デザイン、インテグレーションおよび技術サービスを提供する。
 IoTが成長を続けるにしたがい、このPower over Ethernet (PoE) LED照明はどんなネットワーク環境にも接続してビルの所有者やファシリティマネージャーに時間とコストの節約を提供できる。
 高価で重い銅線や電線管を使う代わりに、コスト効果の優れたEthernetケーブルを使って電力を供給し、Innovative LightingのGENISYS PoE照明システムを制御しネットワークに接続する。この照明技術は低電圧プラットフォームをベースにしており、顧客は大きな省エネを達成できる。また、照明の移動、追加、交換も簡素になるので、ビルの所有者やファシリティマネージャーは、サードパーティの支援なしで必要に応じて調整ができる。
「PoE照明技術は、当社が現在提供しているVoIP, A/V, IT システムなどの他の技術とシームレスに統合できる」とCECのCEO、Matt Dlouhy氏はコメントしているma「デバイスがどんどんネットワークに接続されるようになってきているので、CECは新しい照明システムを導入する顧客を支援し、IoTを活用できるようにする。また、この新しい技術をサポートするために顧客のネットワークセットアップも支援していく」と同氏は話している。

e2vの最先端CMOSイメージセンサをTowerJazz技術で利用

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e2vとTowerJazzは、e2vの標準およびカスタムCMOSイメージセンサソリューションが新開発のグローバルシャッタピクセルで利用可能になったと発表した。この先進的なソリューションは、TowerJazz Panasonic Semiconductor Co. (TPSCo)でTowerJazzが開発した。e2vとTowerJazzは協力して、両社の専門技術を用いてこの新技術を活用し、迅速な市場投入を進める。
 高品質イメージセンサを製造するTPSCoの能力によりTowerJazzは非常に小さなグローバルシャッタピクセルを開発することが可能になった。e2vは、この新しい技術を同社の先進的な産業用センサに組み込んだ。このイノベーションによって、見事な低暗電流ノイズ特性で高度に最適化されたEO(電気-光)パフォーマンスが実現する。このソリューションは、110nmノード技術をベースにした高効率シャッタの世界最小のグローバルシャッタピクセル。これは、次世代産業用3Dジェスチャ認識市場にも供給される。
 TowerJazzの新しい技術プラットフォームは、日本のAraiからイスラエルのHaemekに移転され、大型センサやスティッチングをサポートする。また、拡大を続ける顧客層にはデュアルソースを提供する。イメージセンサ市場は、2020年までに175億ドル規模と予測されており、この新製品投入によりe2vとTowerJazzはこの市場の成長から利益を得ることができる。
(詳細は、www.e2v.com)

LiDAR Dataと3Dプリンティングを使用して海底坑パーツを製造

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Fugroと3D at Depthは、世界初の海底LiDARデータのアプリケーションを発表した。データは、破損廃坑箇所の正確な1 : 1物理モデルを3Dプリントするために使用する。
 3Dプリンティングによる海底パーツの製造で正確な空間データを利用できると、介入計画とLife of Fieldプログラムでコストを削減できる。海底パーツの製造は2016年早期の大型プロジェクトの一環で、3D at Depthの海底LiDAR SL2技術と点群ソフトウエアを用いている。
 3D at Depthは、Fugroから請け負ってオーストラリア、オセアニアの廃坑プロジェクトで海底レーザスキャニングサービスを行った。水中約110mにあるPlugged and Abandoned(P&A)廃坑は、数十年前に掘られ、中断されていた。これらの廃坑屋根(wellhead)の製造と仕様の正確なデータを入手することは、年代が旧いためできなかった。廃棄の実行可能性オプションを評価するには、詳細な計測を行って最終的な廃棄状態とする必要があった。
 調査は、Fugroのマルチロール介入船、Rem Etiveを利用した。同船は、2つの作業クラスのROVsを備えている。3000mの深さを評価する2つのFCVワーククラスROVsの1つは、SL2海底LiDARレーザを備えている。LiDARレーザは3D at Depthが製造し、運用した。レーザは、Fugro FCV3000 WROVのクラッシュバーに搭載されている。これは光ファイバ多重装置で船上のオペレータにほぼリアルタイムでデータを送信する。
 13.5時間で約4400万データポイントを収集。LiDARレーザデータは点群処理ツールを使って処理され、空間的関係、計測および海底構造の方位が計算された。得られた成果に含まれるのは、3D点群データベース、各抗の寸法リポート、CADファイルと各抗の360°アニメーション、これは点群を元にしている。
 海底LiDARデータに加えて物理的な計測は、Fugro ROVから収集。物理計測およびLIDAR計測とを原図と相互参照するで、既存の図面寸法との相違の特定に役立った。
(詳細は、www.3datdepth.com)

Inova Semiconductors、デジタルLEDで自動車照明を見直し

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イノーバ・セミコンダクターズ(Inova Semiconductors)は、自動車アプリケーション向けに新しいデジタルLEDコンセプトを発表した。LED製品は、1Q2017にまずDominant Opto Technologiesから入手可能となる。これはISELED傘下で開発された最初の製品。
 ISELEDアライアンスのミッションは、試乗車市場向けにLED関連製品およびソリューションを実現すること。これらのソリューションは、全く新しい車内LED照明コンセプトに基づいており、コストを下げ、制御を簡素化し、LED照明とディスプレイソリューションの機能を拡大する。
 車内照明の次の世代は、一般に10~30のLEDがフレキシブルストリップにマウントされた構成になる。1個の赤、緑、青色LEDの各グループが1ピクセルを形成し、24-bit分解能で1600万色以上の設定ができる。
 ISELEDコンセプトは、非常にコンパクトなスマートLEDドライバを実現して自動車用LEDパラダイムを変革した。このLEDドライバは、3色のLEDとともに微小な3×4㎜パッケージに直接収められている。
 イノーバは、全てのLEDに個別対応可能な高速通信プロトコルを開発している。データレート最大2 Mbpsをサポートすることで、この新しいプロトコルは超高速で動的照明効果を可能にする。
 イノーバのスマートLEDドライバは、高度なキャリブレーション特性を持ち、全てのLEDが全温度範囲で同じ色と輝度を確実に提供できるので、自動車レベルの照明一貫性を保証し、現状よりもさらに大きなLED製造トレランスでさえも許容できる。1個のマイクロコントローラが今では、4096 LEDを搭載するLEDストリップを管理できる。

 最初のソリューションは、双方向シリアルインタフェースとデイジーチェーン機能を持つイノーバのドライバからなり、これはDominant Opto Technologiesが3個のLED(赤、緑、青)を収めたコンパクトパッケージに搭載している。新しいパッケージでは、必要な白色点は工場プリキャリブレーションとなっている。
 ドライバには、赤、緑および青色LEDを制御する3つの低電流モード(CCM)ドライバが含まれる。個々のRGB LED「トリオ」の色は24-bit分解能(3×8bit)で設定可能。温度と製造トレランス補償では、個々のLEDの輝度は12-bit分解能で制御可能。
 筐体の極度に低い熱抵抗は、競合製品より30%低くなっており、このためLEDの消費電力が下がり、低温LEDで光効率も改善されている。
 組込み温度センサが精度を保証し、一方CCM LEDドライバと温度補償パラメータのキャリブレーション値は不揮発メモリに安全に保管されている。これは、安全にかかわるアプリケーションでは必須条件である。
 最初のエンジニアリングプロトタイプのサンプル、先進的マルチカラースマートLEDドライバは、1Q17にDominant Opto Technologiesから入手可能になる。

ビシェイのRGB LEDは、広い広範囲で赤、緑、青色チップを独立制御

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ビシェイ・インタテクノロジー(Vishay Intertechnology, Inc)は、新しい高輝度トライカラーLEDを発表した。これは、車内照明、RGBディスプレイ、バックライトに最適化されている。個別の赤、緑、青色LEDチップをコンパクトな3.5×2.8×1.45㎜ PLCC-6サーフェスマウントパッケージに実装したVishay Semiconductors VLMRGB6112は、個々のチップを個別に制御できるので、CIE 1931カラースペース内の全域トライアングルエリアで定義される色ルーム内の全ての色を色混合により表現できる。
 その広い色範囲により、今回発表されたLEDは、次世代の自動車でカスタム「ウエルカムイルミネーション」に最適である。大きなフォーマット、全色メッセージ、ビデオディスプレイボード、コンシューマ機器のバックライト、PDAs、TVs、オブン、電子レンジなどの機器やアプライアンス、幅広いアクセント照明、装飾照明にも適している。こうしたアプリケーション向けに、デバイスは高輝度AlInGaPとInGaN技術を使用して、20mAで高度1800mcdまでを可能にしており、ハーフ強度は±60°の角度となる。
 高信頼の自動車グレードVLMRGB6112は、-40℃~+110℃の幅広い温度範囲、優れた腐食強度と耐硫化性(H2S)、UV安定性、拡散シリコーン成形材で長寿命を提供する。このLEDはAEC-Q101品質認定されており、感湿レベル(MSL)2、JESD22-A114-Bに従って2kVまでのESD電圧に耐える。IRリフローソルダリングに適合しており、このデバイスはRoHS準拠、ハロゲフリー、Vishay Greenである。

エバーライト、ウェアラブル向け環境光センサを発表

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億光電子股份有限公司(エバーライト)は、新たなALS-PD50-42Cシリーズ環境光センサを発表した。
 センサには緑光550nm波長域を採用しているため、信号計算誤差が小さく、出力電流の効率が高い。心拍数信号の検知に便利で、特にスポーツウォッチ等のウェアラブルへの応用に適している。
 近年、健康志向の高まりによる影響を受け、市民の運動習慣が盛んになり、健康管理と運動機能もより重要視されている。また、技術進化に伴い、非侵襲性の光容積測定PPG(photoplethysmogram)、発射した緑光LEDがセンサに反射した後のセンサの出力電流の変化、微小血管中の血流量変化の感応、心拍数信号の算出など、昨今ではセンサが最もスマートな測定方法となっている。エバーライトALS-PD50-42Cシリーズは最も先進的な環境光センサとして、大きな感光領域面積のデザインを採用し、感光面積は8.1mm2に達する。主に被験者の皮膚の接触を考慮すると、皮膚の色、入れ墨又は毛髮等の邪魔を受けやすいことから、センサの面積を増加させることにより、認識能力を向上させた。信号受信をより強く安定させ、移動中又はランニング中でも、即時的に便利に心拍数を検査測定することが可能となった。
 ALS-PD50-42Cシリーズは優れた電流転換効率を有し、100Luxの白光LED照射下では0.8 μAの電流信号出力 (Vr = 5V)があるため、微小血管より反射される微小光信号センサがより明確になる。さらに特殊コーティングデザインにより、400nm以下の紫外線及び650nm以上の赤外線による干渉を有効的に低減し、屋外運動時の太陽光が強すぎる場合の影響を低減させ、検知される結果をより正確なものにする。ALS-PD50-42Cシリーズの許容温度は-40℃~85℃、0 ~ 5Vの電圧下で使用可能。また同時にRoHS・鉛フリー・ハロゲンフリーの規定に適合し、スポーツウォッチ等のウェアラブルへの応用需要に十分合致しているため、コンパクトに心拍数情報を得ることが可能。
量産開始: 2016 年第3四半期

世界最強レーザシステム実現にビームエクスパンダが一役

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オプティカル・サーフェシズ(Optical Surfaces Ltd)は、タレス(Thales)に最初の高性能ビームエクスパンダ10ユニットを供給した。これは、世界一強力なレーザシステム開発のためのELI-NP(核物理研究施設)プロジェクト向けである。
 超短パルスで前例のない出力レベルとなる2基の10ペタワット高強度レーザがルーマニア、マグレレのIFIN-HHに納入される。Thalesが受注したレーザシステムを開発する6000万ユーロの契約は、欧州基金プログラムであり、国立研究施設による最大の契約である。
 2018年稼働予定の新しいレーザは、新世代の強力な粒子加速器の開発に道を開く。これは、相対的に小型、低コストで、材料物理学、ガン治療のための陽子ビーム治療を含む医療アプリケーションを目的とする基礎研究を目標にしている。
 極めて優れた高出力レーザ光学部品を供給するという国際的評価によりThalesはOptical Surfacesを選定し、同社は4×580㎜開口と6×200㎜開口レーザビームエクスパンダをELI-NPプロジェクト向けに製造、供給することになった。
 Optical Surfacesの販売マネージャ、Dr Aris Kourisは、同社の提供するシステムについて、「集束光学部品を加えて使用すると、レーザスポットサイズをさらに小さくできる。これはレーザ集束最適化に非常に役立つ」とコメントしている。
 Optical Surfacesは、光学コンポーネントやビームエクスパンダを50年以上にわたり製造している。
(詳細は、www.optisurf.com)


膨大なアプリケーションに適用できるTRUMPFのLMD

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レーザメタルデポジション(LMD)は産業アプリケーション向けの強力なアディティブ技術に成長した、精製、コーティング、接合あるいは最初から作り上げる製造技術である。
 フランクフルトで行われた展示会でTRUMPFはLMD技術の新しいソリューションとアプリケーションを紹介した。レーザメタルデポジションポートフォリオでTRUMPFは、幅広い分野とアプリケーションをターゲットにしている。積層造形とともに、ここには接合技術、コーティングシステムの作製も含まれる。フランクフルトでは、焦点は航空機製造における修復アプリケーション、単一の装置で様々なレーザベースの技術の組合せだった。
 航空機製造では、LMD法はすでに成熟し確立された技術である。たとえば、ガスタービン、コンプレッサブレードの修理に使用されている。そのプロセスは安定していて、再現性があり、堆積量の品質は航空機業界の厳しい仕様を満たしている。この分野では、メンテナンス作業と技術システムおよび機械のサービスが、LMD法の高成長を可能にする。例えば、いわゆるブリスク(ブレード組込みディスク)技術はエンジンやタービンの製造分野でますます広がりつつある。ブリスクは、ディスクといくつかのブレードで構成されるコンポーネント。この技術の利点は、メーカーが組立コストを削減できるだけでなく、もっと重要な点であるが、タービンやエンジン全体の重量を削減できることである。しかし、欠点もある。ブリスクが摩耗、損傷すると、置き換えが厄介で高価になることだ。LMDは損傷部分や亀裂をレーザと粉体を使用して修理することでブリスクを修復、回復できる。この方法だけで、タービンやエンジンメーカーは修復コストを最大92%削減できる。
 高価値コンポーネントの修復に加えて、コンポーネントの精製とコーティングは引き続きLMDの主要アプリケーション分野である。ここでは、コンポーネントに数層の積層を行い、最終的に表面特性を改善し、摩耗や腐食などの問題からコンポーネントを保護する。
 技術そのものに関しては、レーザは基板表面に溶融池を作り、粉体を溶融する。これが同時に同軸上に積層されて所望の形状になる。堆積量は任意の空間方向に成長可能。積層率は時間当たり500立方センチメートルに達する。形状複雑性が許すなら、コンポーネント全体がLMD技術を利用して生成できる。視野を広くとると、これは、コンポーネントの修復というよりも、将来の多くの修復アプリケーションにも関係しており、最初から完全再生も可能である。場合によっては、LMDは従来の接合技術の代替にもなる。そのようなアプリケーションではギャップを埋めることが好例である。粉体は、微粒子であるので、非常に優れた品質の均一な接合部ができる。機械的な後工程は不要である。
(詳細は、www.trumpf.com)

ルメンタム、業界初のアンクールドDFB 980nmポンプレーザ

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ルメンタムは、業界初の非冷却DFB 980nmチップをベースにしたT13シリーズ980nmポンプレーザモジュールを発表した。
 T13製品ファミリは、ハイパワーDFBダイオードレーザと追加コンポーネントを組み合わせて超小型、同軸パッケージにしている。サンプルは提供開始となっており、量産は2016年12月の予定。
 ハイパワーレーザ、R&D VP、Jay Skidmore氏は、「T3シリーズは、多くの量産コンシューマアプリケーションで実証された同じTOパッケージを活用しており、光増幅アプリケーション向け、コンパクトで信頼性のある980nmポンプレーザでDFBの将来の役割を確立する。DFBレーザは、従来のレーザ設計で必要な外部グレーティングを除去し、極めて高いレベルの集積に道を開く。付加的な利点として、ファイバ長の短縮、デバイスのフットプリント縮小、消費電力の低減がある」とコメントしている。
 ルメンタムT13シリーズは、最高200mWで動作し、気密封止980nm励起レーザのTelcordia GR-468-COREを含め、厳しい通信業界の仕様を満たしている。このポンプレーザのターゲットは高ビットレート伝送モジュールやCFPxトランシーバ向けのシングルチャネルおよび狭帯域増幅器アプリケーション。
 「小型ポンプレーザパッケージは、数千万デバイスが導入されて高信頼が実証されている当社の量産3Dセンシングレーザの設計、製造を活用している」とSkidmore氏は話している。

VTT、世界初ハイパースペクトラルiPhoneカメラ実現

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フィンランドのVTT技術研究センターは、iPhoneカメラを新しい種類の光学センサに替えることで世界初のハイパースペクトラルモバイル機器を実現した。これによりコンシューマアプリケーションでローコストのスペクトラルイメージングが可能になる。コンシューマはモバイルフォン使って、例えば食品の品質検査、健康モニタリングなどができるようになる。
 ハイパースペクトラルカメラは、従来高価であり、要求が厳しい医療や産業、宇宙、環境センシングに利用されてきた。コスト効果の優れた光学MEMSスペクトル技術により、環境センシング、車両やドローンからの観察など、新たなモバイルアプリケーションの開発が可能になる。他のアプリケーションとしては、健康モニタリング、食品分析が考えられる。このすべてが、スマートセンサとインターネットを結びつける環境の一部を形成する。
 「コンシューマにとっての利点は健康アプリケーションに見られる。例えば、ほくろが悪性かどうか、食品が食べられるかどうかなどをチェックできる。また、製品の真贋、生体データに基づいたユーザの同定も可能だ。一方、無人車両は、画像の各ポイントで全光学スペクトル表現に基づいて環境特性をセンシングし、判定できる」とVTT研究チームのAnna Rissanen氏はコメントしている。
 光スペクトルイメージングは、様々な物体をセンシングし、材料特性を分析する多様な方法を提供する。ハイパースペクトラルイメージングは画像の各点の光学スペクトルにアクセスし、幅広い計測を可能にする。調整可能な微小MEMSフィルタをカメラレンズに組込み、その調整をカメラの画像キャプチャシステムと同期させる。
 「現在のスマートデバイスは、スペクトルデータに基づいた画像の処理や様々なクラウドサービスで膨大なチャンスを提供する。量産センサ技術により、現在ローコストカメラセンサが使用されている広範な機器で、ハイパースペクトラルイメージングの導入が可能になる」。

LZH、大事故に備えてレーザレスキューシステム開発プロジェクト

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Laser Zentrum Hannover e.V. (LZH)、プロジェクトパートナー6社、関連8社は、協力してレスキュー活動向けにモバイルレーザユニットを開発している。
 過去25年で交通事故死は激減しており、重傷者数も大幅に減少した。これは特に、改善されたパッシブセイフティ(受動保護)によるものである。高張力鋼や複合材料の利用がこれに加わる。
 これらの材料を採用することで車両の安定性は高くなっているが、これは事故の際の問題にもなる。使えるレスキューシステム、パワー、プラズマ、水圧レスキューカッターは車体切断に時間がかかり、できない場合もある。しかし、レスキュー活動では時間が最重要である。救出が速ければはやいほど、生存率は高い。
 こうしたことからプロジェクトが始まった。従来のレスキューツールが限界に達する際に利用できるコンパクトなレーザユニットが開発されることになる。このようなシステムで、新しい材料を短時間で切断したり、穴をあけて従来のツールによる切断速度を速めることができる。
 さらに、事故の際のレーザの安全利用がどのように保証されるかもプロジェクトに沿って研究される。また、どの切断機器がシステムに必要であるかも調査される。加えて、研究チームはレスキュー隊、事故の被害者、無関係な第三者保護のために、どの手段を取るべきかを評価する。これには、カーテン、マット、保護メガネも含まれる。

LZHのプロジェクトパートナーは、コヒレント(ドイツ) GmbH、SGE Spezialgeräteentwicklung GmbH, WEBER-HYDRAULIK GmbH, eifeler Lasertechnik GmbH, LASERVISION GmbH & Co. KG and Stadt Dortmund – Institut für Feuerwehr- およびRettungstechnologie.
(詳細は、www.lzh.de)

フラウンホーファーFEP、フレキシブルOLEDを発表

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フラウンホーファーFEPは、ヨーロッパのパイロットラインプロジェクトPI-SCALE内の中核チームパートナーの一社として、このプロジェクトからフレキシブルOLEDの初のデモンストレーションを行う。
 デモンストレーションは、12月7-9日、日本福岡で開催されるIDW 23rd 国際ディスプレイワークショップでPI-SCALEプロジェクトの最初のパイロットライン製造成果を発表する。ヨーロッパの数千のハイテクSMEsは、新しい革新的な製品の製造に必要な最先端のコスト集約的なインフラストラクチャや専門技術者へのアクセスを欠いている。ヨーロッパパイロットライン・イニシアチブPI-SCALEは、特にこのようなギャップにフォーカスして、企業が光技術を研究室から市場に出せるように、世界最先端の欧州オープンアクセスパイロットラインをフレキシブルOLEDの製造とシステムレベル組込みのために実現している。
 フレキシブルOLED照明アプリケーションは、特殊照明アプリケーションに幅広い新しい可能性を開くと考えられている。例えば、光療法向け医療アプリケーション、建築、航空機や鉄道の軽量化、自動車産業における様々なタッチディスプレイアプリケーション。そうしたアプリケーションのアイデアや多くのOLED製品はすでに存在する。また、最新の研究結果や技術的ノウハウはすでに利用できるようになっている。
 2016年PI-SCALEプロジェクトは、世界をリードするオープンアクセスパイロットラインをヨーロッパに実現する目的でスタートした。フレキシブルOLEDの製造、製品にシステムレベルで組み込むことに関心のある企業向けである。パイロットラインサービスにより、あらゆる規模の企業が迅速かつ経済的にフレキシブルOLED照明、サイネージコンセプトをテストし、拡大し、量産工場へ移転できるレベルに持って行くことができる。
 フラウンホーファーFEPは、バリアウェブ上にR2Rアノード蒸着に関与している。これは、プロジェクトパートナーHolst Centreが製造した。また、蒸着工程を用いたOLED蒸着にも関与している。フラウンホーファーFEPののOLED蒸着は、ロール・ツー・ロール(R2R)とシート・ツー・シート(S2S)プロセスで行うことができる。R2Rでは、30 lm/Wまでのエンドレスロングストライプの生産が可能であり、S2Sでは、ハイパフォーマンスの高品質OLEDsが製造できる。基板にはパイロットラインは主にプラスチックウェブや超薄ガラスを利用する。
 プロジェクトリーダー、Claudia Keiblerは、「パイロットラインのS2SとR2Rプロセスフローが、15m長までのOLEDストライプ製造で稼働している。効率は30lm/W以上、歩留まりはほぼ100%」とコメントしている。PI-SCALEプロジェクトのR2Rプロセスではトータル約50mのOLEDが製造された。平均効率は30lm/W。パイロットラインの信頼性と再現性を示すために、R2Rで月産15mのOLEDsの製造、それの評価が予定されている。S2Sでは月に6インチプレート4バッチのモニタが行われ、パイロットラインの製造工程の運用能力を実証する。
 PI-SCALEの成果、日本電気硝子による超薄ガラス上でR2R加工された、これら最初のフレキシブルOLEDの1つがEDW2016フラウンホーファーFEPのブースで紹介される。
(詳細は、www.fraunhofer.de)

ギガフォトン、新型KrFエキシマレーザー評価開始

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半導体リソグラフィ光源の主要メーカー、ギガフォトンは、自社新ブランド“GIGANEX”シリーズの一環として、同社が創業以来培ったKrF技術を活かしたアニール向け新型KrFエキシマレーザの開発に成功し、11月にはパネルメーカーの量産ラインにて評価を開始した。
 このKrFエキシマレーザは600Wの高出力仕様であり、大型パネルの高画質化への需要が高まる国内外のパネルメーカーからアニール用光源として大きな期待を寄せられている。ギガフォトンは、このKrFエキシマレーザの量産機を2017年夏に出荷することを目指している。
 ギガフォトン代表取締役社長兼CEOの都丸仁氏は、「当社が開発する、新型KrFエキシマレーザが、“GIGANEX”シリーズのラインナップに加わり、より多様なユーザーのニーズに応えることができると期待している。“GIGANEX”シリーズは今後もFPD業界を始め様々な分野において価値あるソリューションを提供していく」とコメントしている。

Infinite Harvest、オスラムのLEDを採用

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屋内水耕垂直農業を行うInfinite Harvestは、安定した風味、優れた品質、新鮮で栄養豊富な農産物を有名シェフ、高級飲食店や有名レストラングループに一年中供給している。
 オスラム(Osram Opto Semiconductors)のLEDを搭載した同社独自の生育システムにより、Infinite Harvestの農産物は、ほとんど環境の影響を受けることなく栽培される。
 オーナーであるTommy Romanoが開発した完全統合制御環境を利用することで新鮮な農産物の収穫は、5400平方フィートの農場で日々行われている。農産物は、地元の新鮮で高品質の農産物を要望するレストランに販売される。植物の安定した高品質生育をサポートし、作物の損失を最小限にするためにInfinite Harvestは独自の園芸用照明フィクスチャを開発した。これにはOsramのOslon SSL 660nmとSSL 450nm LEDが使用されている。これらは、その環境制御システムの不可欠な部分であることが証明されている。
 オープン農法に対して、垂直農法は、都市環境で一年中、休むことなく食料生産を行う新しい産業である。実際、洪水、旱魃、霰や害虫はもはや問題ではない。植物の環境、温度、光、栄養、湿度、あるいは水であろうと、全てが注意深くコントロールされている。最も重要な点は、垂直農法は、従来の農法に比べると必要な耕作地や水の利用がわずかである点である。
 垂直農法におけるLEDの利用は最適な植物生育にとって極めて重要であり、OsramのOslon LEDの特殊波長は、光合成プロセスで必要とされるものに最適になっている。Infinite Harvesは、エネルギーと熱効率を念頭に生育照明器具を設計し、潜在的な熱管理の必要性を低減した。したがって、生育ファシリティのためのHVACや電力系統の建設コストと運用コストを下げることができた。
 Osramの一般照明シニアマーケティング/事業開発マネージャ、Drake Stalions氏は、「Infinite Harvestの制御された園芸照明環境で使用されているOslon LEDファミリ製品には多くの利点がある。最も注目すべきは、年中いつでも、大量の新鮮な地元の農産物を生産できることだ」とコメントしている。


400G 物理層PAM4トランスミッタ評価ソリューションをアップデート

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テクトロニクス(Tektronix, Inc)は、DPO70000SXシリーズオシロスコープによる、400G物理層のトランスミッタ設計検証のためのPAM4ソリューションのアップデートを発表した。
 最新のリリースでは、PAM4のエラー検出機能、業界トップクラスのSNDR(Signal to Noise and Distortion Ratio、信号対ノイズ、歪み比)測定機能、新しい拡張FFE/DFEイコライゼーション機能が、優れた操作性を持ったソリューションで実現されている。

市場の要求に応えるために、シリアルデータレートは56Gbps/chに近づきつつある。このため、IEEE 802.3bsやOIF-CEIなどのさまざまな400G規格グループは、NRZ信号変調技術から、帯域効率に優れたPAM4変調へ移ってきた。多くの規格は現在も進化しており、400G設計技術者はPAM4トランスミッタ測定の複雑さに悩まされている。今回発表する最新のPAM4ソリューションでは、すべてのPAM4測定機能を1つのアプリケーションに統合することにより、複雑さを軽減している。

テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャ、Brian Reich氏は、「25Gbps、50Gbps製品の設計技術者は、NRZからPAM4への移行で苦労している。当社の最新のPAM4ソリューションは、数多くのPAM4測定機能を、使いやすい1つのユーザエクスペリアンスに統合している。また、DPO70000SXプラットフォームの優れた信号アクイジション機能により、PAM4のコンポーネント/システムの特性評価で優れたマージン性能を得ることが可能になる」とコメントしている。

IEEE、OIF-CEI規格の最新版に対応する、新しいPAMソリューションの特長は以下の通り
 エラー検出と表示 - 繰返しのシンボルパターンは自動的に認識されるため、SER(Symbol Error Rate)とBER(Bit Error Rate)の値は蓄積され、レポートされる。エラー・ナビゲータにより、個々のシンボル・エラーは取込んだ波形内に、前後関係の情報と共に表示される。
 業界トップクラスのSNDR測定機能 - 今回のリリースでは、重要なSNDR測定機能が新たにサポートされている。DPO70000SXシリーズATIベース・オシロスコープは業界トップクラスの信号忠実度により、最高34dBのSNDR測定機能を備えている。
 イコライゼーション・サポート - 今回のリリースでは、最新のIEEE 802.3bsの400G仕様で規定されている、拡張FFE(Feed Forward Equalization)とDFE(Decision Feedback Equalization)の信号コンディショニング要件を含んでいる。
 PAM4ソリューションは、DPO70000SXシリーズ、70GHz、50GHzオシロスコープ独自のATI(Asynchronous Time Interleaved、非同期タイム・インターリーブ)技術を利用しており、優れた低ノイズ性能と測定確度を実現している。同期型のタイム・インターリーブ・アーキテクチャを使用した、従来のオシロスコープはノイズが大きく、また帯域が十分にないためにこのような複雑な電気信号と光信号のノイズとジッタが効果的に分離できない。ATIで取込んだ信号と新しいPAM4ソリューションにより、従来のリアルタイム・オシロスコープでは実現できなかった優れた測定確度と操作性を実現する。

三菱電機、プロジェクタ用639nm赤色高出力半導体レーザ発売

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三菱電機は、連続光を使用する大型プロジェクタの光源として、発光波長639nmの鮮やかな赤色で世界最高の連続駆動光出力2.1Wを実現した赤色高出力半導体レーザ「ML562G85」を2017年2月1日に発売する。赤色の再現性が高く、消費電力が小さいため、高輝度が求められる大型プロジェクタの製品化に寄与する。

新製品の特長
1.発光波長639nmで連続駆動光出力2.1Wを実現
・レーザ素子の層構造や発光領域サイズの最適化により、従来製品(ML501P73, 連続駆動出力0.5W)比4.2倍となる世界最高の連続駆動光出力2.1Wを実現
・視感度の高い波長639nmと連続駆動光出力2.1Wにより、レーザダイオード1個あたり約250ルーメン相当の光源の構成が可能
・電力変換効率約41%(ケース温度25℃、連続駆動2.1W時)の高効率を実現し、消費電力を低減

2.放熱性の改善により、業界トップレベルの広い動作温度範囲を実現
・大型のφ9.0mm TO-CANパッケージを採用し、放熱性を改善
・連続駆動光出力2.1Wで、0~45℃の動作温度範囲を実現(従来製品:連続光出力0.5W、動作温度範囲0~40℃)
(詳細は、www.mitsubishielectric.co.jp)

UGentとImecのスピンオフ、INDIGO、700万ユーロの融資獲得

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ゲント大学(UGent)とImecのスピンオフ、インディゴ(Indigo Diabetes nv)はシリーズA融資ラウンドで700万ユーロを獲得した。資金獲得成功は、指を針で刺すことなく血糖値を計測し管理する同社の開発を促進する。
 今日、糖尿病は、1日に数回血液を採るために指を針で刺す不快なプロセスで血糖値をテストしなければならない。血液飛沫をテストストリップに乗せて、それをデジタルリーダーに挿入し、血糖値を調べる。連続グルコースモニタリング(CGM)システムを利用したモニタリングと処置スキームが最近登場してきた。これらCGMはニードルセンサを利用している。ニードルセンサは、血糖値を計測するために絶えず皮膚を突き刺しているが、正確さを維持するには1日に何回も指を刺すキャリブレーションを必要としている。患者の健康とCGMシステムの健康管理コストの効果は一般に受け入れられているが、頻繁に針で指を刺す必要があることがCGMの普及を妨げている。
 インディゴは、画期的なフォトニクス技術を活用することで針を使わないグルコースセンサを開発している。インディゴの創始者/マネージングディレクタ、主席開発者、Danaë Delbeke氏は「UGentとImec研究所から一連の新技術のライセンスを受けることで、インディゴは初のニードルフリー、キャリブレーションフリーグルコースセンサで市場に参入する」とコメントしている。この開発の有用性について同氏は「インディゴの製品は最適ユーザエクスペリエンスを提供するものであり、これにより正確でローコストの糖尿病管理システムの差し迫った必要性は緩和される」と強調している。
 WHOによると、糖尿病患者の数は、1980年の1億800万から2014年には4億2200万に増加している。
(詳細は、www.ugent.be)

ams、スペクトル調整IoT対応スマート照明制御IC「AS7221」を発表

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amsは、業界で初めて白色調整機能を搭載したスマート照明制御IC「AS7221」を発表した。
 照明メーカはこのAS7221を用いて設計することで、高精度CCTまたは「ケルビン調整」機能をモノのインターネット(IoT)対応のスマート照明製品に素早く組み込むことができる。I2C拡張インタフェースを持つ汎用アーキテクチャにおいて、AS7221は、空気の質、温度、占有、存在といったセンシング機能に対しInternet of Awareness™を実装したIoTセンサハブプラットフォーム機能を実現する。
 AS7221は、1931年CIE標準表色系へのダイレクトマッピングによる正確なカラーセンシングが可能な組み込み型三刺激CIE XYZカラーセンサを業界で初めて搭載している。このスマート照明制御ICは照明器具コントロールシステムを完全に統合しており、業界標準の0~10Vの入力範囲に対応し、完全なスマート照明コマンドセットを通じて、Bluetooth Smart、ZigBeeまたはWi-Fiなどの一般的な無線規格でIoT接続やネットワークコントロールが有効になる。スペクトル調整に対するLED制御はダイレクトPWMチャネル出力を介して行われるため、かさばりやすいディスクリート部品と比較して開発や実装にかかる時間を削減できる高精度のソリューションを実現する。

光素子分野の市場調査会社ストラテジーズ・アンリミテッド、LED&照明調査ディレクター、フィリップ・スモールウッド氏のコメント
 「LEDにより『デジタル照明革命』が可能となった今、次のステップは論理的に考えて、照明器具に直接コントロールを統合することである。これを進展させ、実用的かつ費用効果のあるものにするためのカギとなり得るのは、センサフュージョンと半導体デバイスレベルでのコア統合の2つ。その結果、LED照明業界の年来のビジョンである、全面的な発展、生産性や効率性の向上といったメリットをもたらす真に制御可能かつ接続型で人間主体のスマート照明の具現化につながる」
 AS7221は、amsが最近発表したスマート照明制御ICファミリ「コグニティブライティング」に加わった最初の製品。AS7221は5x5mmのLGAパッケージに収められたコンパクトな設計となっており、照明器具および大型の交換用照明のどちらにもフレキシブルに統合可能。このデバイスはカラーポイント調整を正確に行い、照明器具内に構成されている暖色および寒色白色LEDストリング間でCCTトランジションをスムーズにコントロールする。色調整およびCCT調整機能に加え、AS7221はターンキーのデイライト機能を可能にするamsのTSL4531照度センサの自動設定サポートを行う。
 ams、シニアマーケティングマネージャー、Tom Griffiths氏は、「次世代の照明は、制御性、適合性、接続型アーキテクチャの3つが主な特徴となる。当社のスマート照明制御ICファミリはこれらの基準を満たしている。この最新製品は、コスト効率が高く正確、かつスムーズなIoTへの組み込みを行うスペクトル調整可能な照明器具を開発・展開する上で、照明器具メーカにとって重要な開発期間の短縮という課題に対応している」とコメントしている。

重金属フリー量子ドットディスプレイフィルムをCES2017で紹介

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クオンタムマテリアルズ(Quantum Materials Corp)は、重金属フリー量子ドット(QD)フィルムをTV、モニタ、モバイルディスプレイメーカー向けにCES 2017で発表する。
 同社CEO/チェアマン、Stephen B. Squires氏によると、同社の重金属フリーQDフィルムによりディスプレイメーカーは、家電やプロフェッショナルエレクトロニクスで重金属を制限する環境規制を満たしながら、明るく色域が鮮明で広いデバイスを実現できるようになる。
「量子ドットディスプレイフィルムは、相対的に高コストのために、ハイエンドディスプレイ市場偏重だった。クオンタムマテリアルズのローコスト量産量子ドット製造アプローチにより、量子ドットによる鑑賞エクスペリアンスの向上が可能になり、遥かに広い価格ポイントで消費者が恩恵をうけることができる」と同社事業界はシニアディレクタ、Toshi Ando氏はコメントしている。

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